Royal Copenhagen
1616 年のルネサンス館に佇む、王室御用達磁器の総本山。ブルーフルーテッドの故郷。
Photo: Tristan Ferne(CC BY 2.0)
基本情報
概要
1775 年創業のデンマーク王立磁器製作所 Royal Copenhagen の旗艦店。ストロイエ沿いの広場 Amagertorv に建つ 1616 年築のルネサンス建築を店舗とし、手描きの「ブルーフルーテッド」をはじめとする名作磁器を扱う。
250 年近い歴史を持つ王室磁器の世界を、保護指定の歴史的建造物の中で体験できるのが最大の魅力。フローラ・ダニカのような超高級手描き磁器から現代コレクションまでが並ぶ。
歴史的背景
建てられた経緯・年代
会社は 1775 年、皇太后 Juliane Marie、皇太子 Frederik、国王 Christian VII によって設立された。旗艦店は 1911 年から Amagertorv 6 に置かれている。
建築家・建築様式
店舗が入る建物は 1616 年築のルネサンス建築「Matthias Hansen House」。市参事会員で 1622〜28 年にコペンハーゲン市長を務めた Matthias Hansen のために建てられた邸宅。
デンマーク・ルネサンス様式。切妻を強調したファサード、砂岩の装飾、規則正しい窓割りが特徴で、17 世紀クリスチャン 4 世期の繁栄を伝える。
収蔵品・美術様式
磁器絵付けの伝統工芸と、20 世紀のデニッシュ・モダン。1885 年に芸術監督 Arnold Krog が下絵付け技法を刷新し、1889 年パリ万博でグランプリを獲得。1950〜70 年代には Axel Salto、Henning Koppel、Grethe Meyer らがモダンな作品を手がけた。
増改築・被災・修復
1775 年創業、1884 年に生産を Frederiksberg へ移転しつつ販売拠点を Amagertorv 10 へ、1911 年に現在の Amagertorv 6 へ移転。
時代背景
18 世紀後半、マイセンやセーヴルに続けと欧州各国の宮廷が磁器製造を競った時代の産物。この建物は 1807 年のコペンハーゲン砲撃や、1728 ・ 1795 年の大火を生き延びた。
必見
創業以来の第一号パターン。すべて手描き。
皇太子 Frederik が発注した最高級ディナーサービス。植物図鑑を精緻に写す。
創業 225 周年に伝統文様を大胆に拡大して再解釈したシリーズ。
アンダーグレーズ技法で 1889 年パリ万博グランプリに輝いた革新。
芽吹く植物を思わせる立体的な釉薬造形。
彫刻家出身らしい流麗なフォルム。
館内の周り方
1 階でブルーフルーテッドなど定番コレクションを見て、上階のフローラ・ダニカや現代作品へ。
実用情報
| 営業時間 | 金 10:00–18:00(19:00 の情報もあり) |
|---|---|
| 定休日 | 要確認 |
| 料金 | 無料(見学、購入は別) |
| 予約 | 不要 |
| city pass | 該当なし |
出典
- Explore the timeline of our factory — Royal Copenhagen 公式 https://www.royalcopenhagen.com/en-us/our-legacy/history/history-timeline (取得日 2026-07-05)
- Matthias Hansen House — Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Matthias_Hansen_House (取得日 2026-07-05)