Normann Copenhagen
旧映画館を舞台にした、デンマークデザインの巨大フラッグシップストア。
Photo: Sam Sailor(CC BY-SA 4.0)
基本情報
概要
Normann Copenhagen は 1999 年に Jan Andersen と Poul Madsen が創業したデンマークの家具・照明・インテリア雑貨ブランドで、Østerbrogade 70 のこの店舗はその世界的フラッグシップ(旗艦店)である。約 1,700 m² の売り場に、家具から小物まで自社コレクションが一堂に並ぶ。
「日常を非日常に変える(make the ordinary extraordinary)」を掲げ、デンマークデザインの職人技・機能性・耐久性と、遊び心のあるモダンな造形を組み合わせるのが特徴。製品は世界 80 か国以上で販売され、80 を超えるデザイン賞を受賞している。建物自体が旧映画館という背景を持ち、クラシックな内装と現代的な展示が対比をなす「見て歩く体験型ストア」として知られる。
歴史的背景
建てられた経緯・年代
建物は 19 世紀後半に建てられ、蒸留所・劇場・音響スタジオなどを経て、Biorama(後の Triangel/Triangel Teatret)という映画館が 50 年以上入居し、1970 年代末に退去した。Normann Copenhagen は 2005 年、この旧映画館を大規模改装してストアをオープンした。
建築家・建築様式
店舗(ショールーム)の内装デザインは Hans Hornemann と、Normann Copenhagen のブランドマネージャー Britt Bonnesen による。建物本体の当初の建築家は要確認。
建物は 19 世紀後半のモニュメンタルなクラシック様式で、天井の白い漆喰装飾(スタッコ)やバス・レリーフといった古典的ディテールが残る。改装ではこれらを保存しつつ、ブラッシュドスチールの壁・鮮やかなアクリルの什器・テラゾー(人造大理石)床など現代的要素を対比的に配した。
増改築・被災・修復
2005 年オープン。2016 年に大規模リニューアルを実施し、エメラルドグリーンの天井と白い漆喰・レリーフの対比など現行の内装に刷新。旧映画館時代のオリジナル漆喰やセットの名残も一部展示として残している。
時代背景
20 世紀前半の Østerbro(エスタブロ)は劇場・映画館が集まる娯楽エリアで、この建物もその一つだった。テレビ普及後に多くの街の映画館が閉館し、2000 年代のデザインブーム期にデンマークブランドが空き建物を旗艦店として再生した流れの好例。
必見
旧映画館の白い漆喰・バス・レリーフと、鮮やかな緑の天井が対比する象徴的な空間。
吹き抜けの高い天井を持つ 1 階と、広大な地下フロアで構成される 1,700 m² の売り場。
椅子・照明・テキスタイルなど代表作をコーディネート展示。実際に座って試せる。
商品を引き立てる素材の対比が計算された、写真映えするディスプレイ。
かつての映画セットのサインなどが随所に残され、建物の歴史を体感できる。
館内の周り方
1 階の吹き抜け空間で家具・照明を見たあと、地下フロアへ降りて小物・テキスタイル・アウトレット的な品揃えを見るのがおすすめ。全体をぐるりと一周する動線。
実用情報
| 営業時間 | 月 10:00–18:00 |
|---|---|
| 定休日 | 特になし |
| 料金 | 無料 |
| 予約 | 不要 |
| city pass | 対象外 |
出典
- Goods CPH: Normann Copenhagen neighbourhood https://goodscph.com/blogs/neighbourhood/normann-copenhagen (取得日 2026-07-05)
- Normann Copenhagen About Us https://www.normann-copenhagen.com/en/about/about-us/ (取得日 2026-07-05)