アマリエンボー宮殿
四つの宮殿が八角形広場を囲む、デンマーク王室の冬の居城にしてロココ都市計画の傑作。
Photo: Visit European Castles(CC BY-SA 4.0)
基本情報
概要
Amalienborg はデンマーク王室の冬の居城で、四つの同一意匠の宮殿が八角形の広場を囲む構成が特徴です。広場中央には Frederik V の騎馬像が立ち、Frederiksstaden 地区とともに 18 世紀ヨーロッパのロココ都市計画の到達点として高く評価されています。
もとは貴族四家の邸宅として建てられましたが、1794 年の Christiansborg 宮殿焼失を機に王室が買い上げ、王宮となりました。Christian VIII 宮殿の一翼が Amalienborg 博物館として公開され、1863〜1947 年のデンマーク王室の暮らしを紹介しています。
歴史的背景
建てられた経緯・年代
建設は 1750-1760 年。国王 Frederik V が主導した Frederiksstaden 開発の中核で、オルデンブルク家の王位継承 300 年(1748 年)を記念した都市計画の一部。四棟は宮廷ゆかりの貴族四家のために建てられました。
建築家・建築様式
王室建築家 Nicolai Eigtved が計画を主導し、1754 年の彼の死後は Lauritz de Thurah が原設計に忠実に完成させました。二棟をつなぐ列柱廊は 1794-1795 年に Caspar Frederik Harsdorff が設計。
デンマーク・ロココ様式。左右対称で端正な外観に対し、内部は曲線と繊細な装飾・華麗な室内装飾を凝らすのが特徴で、Amalienborg はその代表作です。
収蔵品・美術様式
室内装飾はロココ。Riddersalen(騎士の間)は François Boucher の絵画や木彫・漆喰装飾を備え、「デンマーク・ロココ内装の最高峰」と評されます。
増改築・被災・修復
当初は貴族邸宅として完成(1760 年)。1794 年の Christiansborg 火災後に王室が順次買収し王宮へ転用。1794-1795 年に Harsdorff の列柱廊を増設。
時代背景
建設された 18 世紀半ばは、絶対王政のもとデンマークが首都を近代的な計画都市へと拡張した時代。Frederiksstaden はヨーロッパ有数のロココ都市計画として構想されました。
必見
広場中央のブロンズ騎馬像。制作に約 20 年を要した屈指の騎馬像。
四棟の宮殿が完璧な対称で囲む広場。衛兵交代式の舞台。
ガイドツアー時のみ見学可の場合あり。
二棟をつなぐ優美な柱廊。
王族の執務室・私室を当時のまま復元展示。
ロシア由来の宝飾・工芸品を集めた展示室。
館内の周り方
まず広場中央の騎馬像と四棟の対称構成、列柱廊を外から鑑賞。次に Amalienborg 博物館へ入り、王族私室・執務室、Fabergé の間の順に巡る。正午の衛兵交代式と合わせるのが定番。
実用情報
| 営業時間 | 要確認(季節変動、通常 10:00 頃〜16:00 台) |
|---|---|
| 定休日 | 要確認 |
| 料金 | 単券 125 DKK/人(オンライン) |
| 予約 | 不要 |
| city pass | 対象 |
出典
- Amalienborg – Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Amalienborg(取得日 2026-07-05)
- Amalienborg Palace Museum: Visitor Guide 2026 – Audiala https://audiala.com/en/denmark/copenhagen/amalienborg-palace-museum(取得日 2026-07-05)